「Endless SHOCK」感想
2月12日(木)18:00の回を観劇しました。
人生初SHOCK。
日本でいちばんチケットが取れないと言われている舞台、自分には関係ないと思っていましたが、今回はJr.の諸星くんが出演するため、覚悟を決めて飛び込んできました。
情報局先行は全滅、カード枠先着で購入したチケットは2階最後列センターでした。
亀梨ドリボ以来の帝劇天井席です。
最後列のくせに双眼鏡を忘れたので劇場で借りました。レンタル料500円・保証金5000円です。ドリボのとき自前の双眼鏡ではあまりよく見えなかったのですが、さすが劇場で用意しているだけあって視界良好でした。ただ、ストラップがついていないので、落とさないか冷や冷やしました。手が常時べたべたしている人は気をつけて!
続いてパンフレットを購入。帝劇のパンフはいつもなぜかちょっと大きめ(邪魔)。
事前に発表されたグッズで気になっていた「ポーチセット」は、遠目でしか見ていませんが、思ったよりスポーティな素材・デザインのようでした。
席に着くと、劇場スタッフが近づいてきます。
へ? チケットの転売とかしてないし、クレカで買った正真正銘の自チケですけど? 第一こんな天井定価割れるわ! とドキドキしていると、「フライングの機材でセットの高いところが見づらいので、ブロック横の補助席に移動してもいいですよ」とのことでした。
気が利いてるぅ。
帝劇は座席の前後が狭いのですが、補助席は前に座席がなく、楽そうなので移動させてもらいました。
セットの高いところのシーンは、センターはばっちり見えますが(恐らく元々の席だとそこが見えなくなる)、端の方は機材で隠れてしまいました。なので、見たい人の立ち位置によっては、席を移動しない方がよさそうです。
いよいよ開演。
まずびっくりしたのは、KinKi Kidsはよくラジオを聴いているのですが、その光一さんとは別人のようにはきはきとしゃべっている!
そういえば、人生初SHOCKにして、人生初生KinKiなんです。
ストーリーは、オフ・ブロードウェイの劇場でショーをしているカンパニーが念願叶ってブロードウェイに進出するが、メンバーの間に亀裂が入り……という感じ。
わかりやすいし、筋も通っていました。
ストーリーが進行しながら、そのカンパニーが上演するショーが繰り広げられるのですが、これがトンチキw
これをコウイチ(役名)が命をかけてまでやりたかったのかと思うと(白目)
「JOHNNYS’ World」のプロデューサーといい、社長の投影なんでしょうね……
あと、ジャニ舞台あるあるだと思うんですが、太鼓叩くよね……
それと、欧米人が考えた和の感じ(中華風)出すよね……
そんなツッコミどころはありますが、全体的な印象は、「すっごく素敵! 楽しい!」です。
とにかくダンスがすごい。
まあ、他のジャニーズ舞台に比べると外部ダンサーの比率が高いからかもしれませんが。
でも本当に素敵。意味や脈絡はわからないですけど。「考えるな! 感じろ!」精神で!
今回はJr.3人が新キャストです。
私は過去の公演をDVDを含めて観ていないので比較はできませんが、前のキャストの方がレベルが高かったという声はやはり出ているようです。長くやっていればそうなりますよね。
でも、諸星くんはいいと思うんだけどなー。どんな動きでも止めを作るメリハリのある踊り方で、しかも表情がすごく豊か。それを休憩挟んで3時間超最後まで続けられるのは素晴らしい才能(と体力)だと思います。まあ、好みもあると思いますが。
すでに何回か出演している岸優太くんは、少年倶楽部などは高校生くらいのJr.と一緒に出ることが多いので、“若くしてSHOCKに出ている岸くん”という風格漂う印象だったのですが、このカンパニーの中にいると、やっぱり若いですね。
でも狂気をはらんだ演技では、(この人、ほんとにSランクお兄ちゃんですか!?)という豹変ぶりで、スーパーアイドルの資質がありながら舞台職人の才能も持ち合わせていて、やはり興味深い存在だなと思いました。
そんなJr.の扱いで気になった点が。
あるシーンで屋良くんが、
「(越岡くんに)コシオカ! ○△……」
「(優太くんに)ユウタ! □◎……」
「(野澤くんに)お前! ▽◇……」
……名前呼んであげてw
この感じから、新キャストはお試しって感じなのかなあ? とも。
ダンスは素晴らしいのですが、一方、歌はやはりジャニー……という感じ。
ダンスやアクロバットや演技や司会やバラエティはエキスパートを養成するのに、なぜ歌には力を入れないのでしょうか?
天下の帝国劇場で年間4カ月も舞台を制作するのだから、ガチで声楽を学ぶような人がいてもいいと思うのですが。
デビューした人が座長をして集客するというシステムである以上、アイドル歌手は育ててもミュージカル俳優は要らない、ということなのか。
歌こそアンチから存分につっこまれるところなのでもったいない気がします。
また約1ヶ月後に観に行くので、何か発見したら書きます。