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ユタニタユタニ

沼じゃなくて海

短歌の本を二冊読んで

短歌

「念力家族」笹公人

 

念力家族

念力家族

 

 

掲載されているのは、歌人笹公人さんが高校から浪人時代にかけて作られた短歌だそうです。

タイトルからもわかるように、いわゆる風流な短歌とは違います。

前世とかUFOとか念写とか、“少し不思議”なテーマが並びます。

SFとかオカルトっぽいのですが、文語体で書かれているせいか、ノスタルジックな感覚の方が強く受けました。

私はこの本を読んで、「コンピューターおばあちゃん」が浮かびました。

 

で、この歌集が、なんとドラマ化されるそうです。

短歌のドラマって斬新! と思いきや、何年か前、NHKで万葉なんちゃらかんちゃらという、万葉集の和歌を題材にしたドラマがあったような気がするので、前例はありますが。

allabout.co.jp

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短歌の作り方、教えてください」俵万智一青窈

  

 

短歌初心者の一青さんが短歌を作り、それを俵さんが添削して完成させていく、という往復書簡形式の短歌入門書。

私が以前のエントリーで言っていた参考書にぴったりの本です!*1

初心者が迷うようなところ(字余り、字足らずとか、文語体の使い方とか……)について、理由もあわせてわかりやすく解説されています。

一青さんの短歌が少しずつ改良されていくのを見るのも、推敲のいい例になっています。

また、書簡の形式なので、話し言葉のような平易な言葉で書かれているのもわかりやすいですし、俵さんの指導を直接受けているような、ありがたい勘違いもしそうです。

 

それ以外に、穂村弘さんとの吟行会や、斉藤斎藤さんも参加した題詠歌会の様子も収められています。どちらも“凄い”です。