【ネタバレ】宝塚歌劇 星組東京国際フォーラム公演 マサラ・ミュージカル「オーム・シャンティ・オーム -恋する輪廻-」 2017/1/8 15:00 感想
日本でも公開されたインド映画「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」の宝塚版!
予習として映画のDVDを観ました。上映時間が2時間50分ほどあるのは覚悟していましたが、話が長くて回りくどいなーと感じる場面もありました。でも音楽がキャッチーだし、主演女優が超超超かわいい! そして「ハッピーエンドじゃないとエンドじゃない」という劇中のセリフの通り、後味のいいラストで楽しめました。
さて、宝塚版です。
上演時間は第一幕が1時間10分、第2幕が1時間(休憩25分)なので、40分くらい短縮されています。でもほぼほぼ映画通りだし、映画の決め台詞はしっかりそのままなので、(これ映画で観たやつー)って楽しめました。一方、キャラクターの設定を変えたり、シーン丸ごと飛ばしたりして、冗長な部分やとっちらかった部分を締めていてよかったです。
映画前半に出てくる「名字を変える」というくだりを、「かっこいい芸名を付ける」くらいの感覚で観ていたのですが、宝塚版でははっきりと「親が有名じゃないと子供は有名になれない」という風に表現していてすごく分かりやすかった。インドは階級社会ですからね、なるほど。映画版では結構残酷な表現があるのですが(インド映画あるある)、そこが全部なくなっていてさすが清く正しく美しく。敵役ムケーシュにもちゃんと見せ場のシーンがあるし、映画をちゃんと踏まえつつ、宝塚テイストにうまく改変していると思いました。
ところで星組初見だし全然予備知識なくて申し訳ないのですが、娘役トップの綺咲愛里さんかわいすぎませんか!?!?!?!?
宝塚メイクのポスター画像を見ていたときは気づかなかったのですが、パンフレットの稽古場の写真を見て、かかかかかかわいいいいいいい!!!!! ってびっくりしまして。
舞台ももちろんあのメイクなのですが、やっぱり土台がかわいいよ! と興奮しっぱなしでした。新しい双眼鏡のお陰で非常に視界良好だったので、出ているときはずーっとお顔を見ていました。眼福眼福。
二役の演じ分けもメリハリがあってよかったです。
以下、若干大きいネタバレ。
映画の脚本上の穴だから宝塚は全然悪くないんですけど、オームは輪廻転生していますが、シャンティと瓜二つの女性が現れるのが単なる偶然なのがなあ。シャンティはあのとき妊娠していたし、何か因縁があればさらにおもしろいのにって思いました。