【ネタバレ】「関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!」感想
まあまあネタバレします。
よかったところ
ストーリーは悪くない
夢を追う若者たちを描く群像劇として、友情、ライバル、焦り、嫉妬など、色々な感情が描かれています。実際に彼らがどう思っているかは知る由もありませんが、デビュー前の(一般的には知られていない)ジャニーズJr.の実態に重ね合わせて観る人も多いでしょうし、ニーズに応えていると思います。
小島の顔が終始かわいい
テレビで見る度ハンサム(古)とか男前(古)だと思っているのですが、銀幕に映る小島の顔がこんなにかわいかったとは。映像のお仕事カモン。
ED
関ジュ映画恒例の突然のミュージカル展開ですが、これまで以上の多幸感に溢れています。今回は大阪の路上で撮影していて、リアルな風景とキラキラアイドルの対比が往年のミュージカル映画を髣髴とさせます。
気になったところ
売れない芸人の行きつけにしては店がコジャレすぎ
売れた後の揉野が「大してうまくもないのに無性にここのカレーが食べたくなる」みたいに言っていたけど、もっと雑多な居酒屋の方がしっくりきたんじゃないかという気がしました。
といって完全にたこしげ(吉本芸人がよく行くことで有名な大阪の居酒屋)のイメージなんですけど。松竹だからそれを払拭するために敢えてああいう店にしたのでしょうか。
ピンクらくだのブレイクした理由が分からない
・養成所時代は大村がツッコミだったのにデビュー後はボケに転向?
・女装とかコスチュームで笑いを取るネタ?
・大村のリアクション?
辺りが“テレビで受けた”理由のようですが、いまいちはっきりしませんでした。きっかけになった番組なりを映像として見せてほしかったです。
それとも、お笑いの世界でよくある「なぜあの芸人が売れているのか分からん」状態を風刺しているのか……?
ダブルブッキングのくだりが冗長
あまりに非現実的だし、メインのストーリーの邪魔でしかなかったです。
サブリミナル斗亜
(これが推されか……)という恐怖体験でした。
大西さんの「お前誰やねん」感
EDでいきなり出てきてセンターオーラを放つ大西さんでしたが、何も知らない一般客は心の中でツッコんだでしょう。華があるのはいいことなんですけど。回想シーンとかで出るところはなかったのでしょうか。
どうでもいいところ
あのおじさんが森脇健児だったとは
気づかなかったわ~。
総括
EDが本当に秀逸だったので、次回は全編大阪の街が舞台のミュージカル映画を作ってくれないでしょうか松竹さん。
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女性漫才コンビ・トゥナイト(現在は解散)主演で大阪のお笑い界を舞台としたゆるゆるミュージカル映画。 秀作。