2018年1月コンサート・舞台総括

更新頻度がめっきり落ちてしまったので、せめて月1回は義務化できるよう、毎月総括していこうと思います。がんばる。

 

1/6(土)オーチャードホール

「『蜜蜂と遠雷』リーディング・オーケストラコンサート」

 

tayutani.hatenablog.com

 

1/8(月)シアタークリエ

「TENTH 第1部 10周年記念ダイジェスト公演『ネクスト・トゥ・ノーマル』 第2部 10周年記念ガラコンサート」

 

シアタークリエ10周年記念公演です。ロビーにこれまでの公演のフライヤーが飾ってあって、ミュージカルファンのお客様方に「クリエに来てクリエ」がクスクス笑われていたのもいい思い出です。

 

第1部の「ネクスト・トゥ・ノーマル」が人間の内側のその奥をえぐり出すような内容で、かなりやられました。今回はダイジェストで、どこをどう削ったのかは分かりませんが、芝居より歌のシーンがどんどん押し寄せてくるような感覚で、観ているだけでかなりのエネルギーを消費した感じがします。その日はたまたま朝から頭痛がひどくて薬を飲んでギリギリまで寝ていて、自分が健康ではないのもあって、余計にテーマが重く感じました。誕生日のシーンで衝撃を受けて、それからずっと泣いていました。感動してじゃなくて、ショッキングすぎて。

でも、ダイジェストじゃなく、ちゃんとしたバージョンで上演されたらまた観たいし、観なくちゃいけないと思っています。本当に凄いミュージカルでした。衣裳の色の話も後から知って、それも確認したいし。

 

第1部で疲れ切ったので、第2部は純粋に楽しもう! と思って、とにかくへらへらしながら観ました。あまり公演情報を把握せずに都合のいい日時に行ったので、出演者もセットリストも新鮮でおもしろかったです。第1部にも出ていた新納慎也さんが歌や演技も素晴らしいのにトークがめちゃめちゃおもしろくて、なんて人だって思いました。

 

1/27(土)シアタートラム

Shakespeare's R&J~シェイクスピアロミオとジュリエット~」

 

年末に観に行った舞台で配布されたフライヤーで公演を知り、全寮制もの大好きマンとして義務感に駆られて観に行きました。三軒茶屋が家から想像以上に遠くて交通費もかかってびっくりした。

 

厳格なカソリックの寄宿舎で生活する4人の男子高校生が、読むことを禁じられた「ロミオとジュリエット」の戯曲を夜な夜な読みながら、現実と物語が混沌としていく……という内容で、大半はシェイクスピアの戯曲通りに展開します。

最初は、(ジュリエット役の人、声低いなー、なんであの人にしたんだろう)とか思っていたのに、そのうち彼が13歳だか14歳だかの少女にしか見えなくなり、どんどんその世界に引き込まれっていって、(すっげえ変な気持ち……)と胸がわさわさしてくる舞台でした。

ジュリエット役の柳下大さんと、小川ゲンさんがちょっと気になった!

 

しかしジャニオタの性で、こういう舞台こそジャニーズでやればいいのに……と歯痒くなりました。なんのためのグローブ座だ! と*1。今回のキャストも調べたら意外とアラサーだったので、ふぉゆとかやればいいじゃんふぉゆとかていうかふぉゆで観たいですお願いします。配役は越岡ロミオ、辰巳ジュリエット、福田ロレンス、松崎乳母かな。なぜか松崎乳母だけは想像に容易い。

とにかく、こういうおもしろい意欲的な作品をジャニーズもやってくれないかなあと、内容に関係なくチケット売れちゃうのよくないなあとひしひしと思いました。

*1:グローブ座はシェイクスピアの芝居を上演していた昔のイギリスの劇場で、それを模してシェイクスピア専門劇場として造られた劇場をジャニーズが買い取ったのが東京グローブ座