2018年12月コンサート・舞台総括

今年ラストの総括記事です。

 

12/5(水)Zepp DiverCity

「ENTA!」

 

ふぉ~ゆ~を追いかけ始めると、北千住とか中野とかお台場とか普段行かない場所に行かされるなあと、ゆりかもめに揺られながら思いました(今年に限ってお台場はジョイポリスに続き2度目だけど)。

歌とコントとトークのエンターテインメントショー。

やっぱりダンスかっこいいな~。場所がライブハウスなのでスタンディングで観るスタイル(椅子はあるのでコントとかトークは座って観る)だったのですが、どっちかというと座ってじっくり観たい気分でした。堂島孝平さん作の新曲、すごくいい曲ですよ! 歌詞も彼らに合わせているようで、じっくり聴き込みたいのでリリースか配信したらいいと思うの。

コントは正直、テンポとかセリフの噛み合わせとか詰めが甘い感じがしましたが、回を重ねるごとに改善されたのでしょうか。女子高生役はいくつになっても続けてください。全然かわいくなかったけど(褒めてる)。女子高生コントの最後に観客と一緒にダンスを踊るくだりがあって、それがすごく楽しかったのですが、そのあと、同じ曲でふぉゆ(見た目は女子高生)がキレッキレに踊り出したときに、(やっぱりこの人たちかっけえわあ)と感服したので、こういうギャップをどんどん出して行ってほしい!

トークゲストは爆笑問題。「爆笑問題さんの番組に出してくださいよ~」というような話が社交辞令的に出たんだけど、「具体的に! どうしたら! 出られますか!?!?!?!?」みたいな勢いでこの場で確約を取り付けようとする辰巳の必死さに驚いた。 

ライブハウスでという珍しい試みだったわけですが、次回があるなら、ぜひ山手線圏内の落ち着いて観られる劇場でお願いします。

 

12 /9(日)渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール

「舞台 デルフィニア戦記 動乱の序章」

 

また普段行かない場所に……。

文化総合センターだけあって、図書館とかと同じ建物でした。渋谷区民=ブルジョアの世界は違うなあ……。

原作も舞台の1作目のこともろくに知らずに、とりあえず観に行きました。

最初こそ世界観に付いていける気がしない上に、固有名詞が覚えられなくて取り残された気分だったのですが、段々気づいたらハマっていきました。

国王と王女って一応親子なのに結婚できるの? とか、シェラは正体がバレたあともなぜ女装していたの? とか疑問は残りますが、ウォルとリィのラストシーンに何かキュンとして、(もしかしてこの舞台好きかも……)というふわふわとした不思議な気持ちになりました。

ところで、Wikipediaによるとリィは、「本来の姿は少年である。」とのことですが、え? 3人とも男なん???

 

12 /19(水)日生劇場

「音楽劇『道』」

 

F・フェリーニの「道」は観た後すごく落ち込んだ記憶があるので、そういう話なんだろうなと思いましたが、そういう話でした。演出がすごく凝っていて、素晴らしい舞台だったのですが、音楽や造形が良ければ良いほど、ラストの絶望感が美しくて辛い。

しかしながら、あの「いいひと。」*1こと草彅さんにザンパノ役のオファーってどういう経緯だったんだろう。結果、草彅さんはザンパノそのものになっていましたけど。これがI島さんの才覚なんだろうか。

イル・マット役の海宝さんは、「ほとんど歌わなくて残念」という感想を事前に聞いていましたが、いやいや、歌わなくても、演技だけで存在感を発揮するいい俳優だと再認識しました。本当にキラキラしていて、ジェルソミーナの目には天使に映ったという表現に説得力がありました。

ジェルソミーナ役の蒔田彩珠さんのプロフィールを調べたら、16歳! 見た目が幼く見える大人だと思っていました。こんな難しい役、よくやり切りましたね……。すごい女優さんになるかも。将来自慢するために名前覚えておきましょうね。

*1:1997年のドラマ。に、21年前!?