うちわの文字ってこうやって作るのか(2017/4/9追記)
少クラの観覧席などで見かける外側と内側に縁取りのあるあの文字、どうやって作るの!? やっぱりデザイン系の人が使うような特別なソフトを使うの!? と気になっていたのですが、Officeでできることが分かったので紹介します。
1.Power Pointを立ち上げる
WordでもExcelでもいいのですが、パワポがいちばん使い勝手がいい気がします。
2.用紙サイズの設定
デザイン→ページ設定→A3横(うちわ1枚に1文字の場合)
うちわのサイズは縦28.5cm×横29.5cm。
A4縦だと縦29.7cm×横21.0cmで横幅が狭いため字がやや小さくなります。
A3横は縦29.7cm×横42.0cmなので、縦の長さを紙より少し小さくすればうちわに収まります。
3.うちわのサイズを決める
今回は25.6cm×26.5cmにしました。計算に自信がないので、各自ご確認ください。
4.ワードアートを挿入する
挿入→ワードアート
どれでもいいですが、縁取りのあるものを選んでください。
5.文字を入力する
6.フォント・サイズを設定
7.文字の調整
ワードアートの種類によっては影がついているので消します。
太字になっている場合もお好みで変更してください。
8.外側の縁取り
描画ツール・書式→文字の輪郭→太さ→その他の線
思い切って太めに。
9.文字をコピーする
10.内側の縁取り
コピーした文字の輪郭の色と太さを変えます。
※文字をコピーしたら「オブジェクトの選択と表示」を利用すると便利
11.最前面へ移動
※文字をコピーしたときに背面になっている場合は、描写ツール・前面へ移動→最前面へ移動で前に出す。
12.重ねる
両方の文字を選択し、配置→左右中央揃え・上下中央揃え
13.サイズや枠線の太さ、文字のフォントサイズなどを調整する
※フォントを小さくして外側の縁取りを太くしました。
13.2.反転させる(2016/12/3追記)*1
カッティングシートなどの裏に転写する場合、文字を反転させた方が便利です。
文字を選択し、右クリック→図形の書式設定
3-D回転→X
180と入力
反転します。
14.印刷する
うちわの円は不要なので削除します。
A3のプリンタがない場合はコンビニのプリントサービスで。
ネットプリントでもメディアから直接プリントするのでもpdfでないと印刷できないことが多いので、ファイル→名前を付けて保存→ファイルの種類でpdfを選択して保存します。
15.うちわを作成する
プリントしたらカッティングシートにカーボン紙で転写して文字を切り出すなり、いつもの方法でうちわを作ってください。
※Excelだと文字の上下に空間ができるので、印刷するときに範囲指定を工夫してください。
続きはこちら。
*1:試しにコンビニでプリントしたらいつもと紙が違うのか裏返しても全然透けなかったので、転写する方は反転をおすすめします